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カメラがなくても大丈夫! スマホ(iPhone)で明るく商品写真を撮影する方法!

 

Anna

2018.6.6 更新

こんにちは!
ZenfotomaticサポートのAnnaです。
みなさん、ネットショップの商品撮影をするにあたってカメラはお持ちでしょうか。
カメラ自体は昔と違い身近なものになりましたが、最近出店されたという方はまだ購入されていない方も多いのでは無いでしょうか?

前回は、難しくて大変なカメラ選びを用途に合わせて選びましょうというお話をしましたが今回は、カメラを買う予算が無い、どうしてもスマホで撮らなくちゃいけない! そんな方の為の、スマホでも綺麗に撮影できるコツを教えます。

 

スマホで撮影すると、「写真が暗くなってしまう」「思った場所にピントが合わない」「白く飛んでしまう」「手ブレが起きる」なんて悩みがつきませんよね。

 

そんな皆さんは必見です。

この記事ではiPhone7を使って説明しております。

2018/6/6時点で使用できる機能のみをご紹介しております。

どのiPhoneでも変えれるのは露出補

スマホでは機種やお使いのアプリによってはある程度の詳細な操作ができるものもありますが、基本的には細かい設定ができません。


要は全てスマホにお任せ状態のAUTO設定となります。
ただし、どのスマホでもほぼ問題なく触ることができるのが露出補正。


これは自動でスマホが設定した明るさが明る過ぎたり、暗くなりすぎた時に調節する機能です。

この写真の場合、ピントが熊の耳あたりにあっているのですが背景が明るい為、暗めに写ってしまいました。

i phoneですとこのピントがあっている場所の隣にある、太陽のマークをタップしたまま上下にスライドすると明るさが変わります。

こちら、スライドを上にあげてみました。

元の画像からかなり明るくなりました。

こちらはスライドを下げたものです。

元の画像より暗くなりました。


このように露出補正を使うだけで商品を明るく撮影する事が可能です。

ただし、これは明るく撮れる代償としてくいくつか問題があります。

暗いと手ブレする&画質が荒れる

これはスマホに限らないのですが、撮影場所自体が暗いと、明るくするためにシャッター速度が遅くなります。

詳しくは説明しませんが、要は手ブレが起きやすくなるんです。

また、画像を明るくするためにISO感度の数値が上がります。

これも詳しくは説明しませんが、ISOの数値が高ければ高い程明るく撮影ができるのですが、比例して画像のノイズが酷くなります。

要は手ブレはするし、画質は悪くなると言う最悪の状態がおきます。

こちらの画像は蛍光灯の近くで比較的明るい場所で撮影しました。

毛並みなどもわかり、商品の詳細がわかりやすく自然な状態です。

こちらは、蛍光灯から離れた場所に移動して撮影しました。

上に影ができているので明るくしようとして露出補正のレベルを上げたところ、光のしっかり当たっている部分は不自然に白とびしています。

 ノイズが多く、毛並みなどは潰れてしまいました。


明るさが大切。でも、内蔵フラッシュは発行禁止!

事務所が暗いとどうしてもフラッシュを使いたくなるところですが、フラッシュは禁止です。

 

なぜ禁止か・・・と言いますと写真を見れば一目瞭然ですが、不自然に光が当たり全くの別物になってしまいます。

 

また背景に強い影が出たり、背景自体がグレーになってしまっています。

 

これでは加工の時に影が残り面倒な作業が増えます。

スマホで綺麗に撮影する方法


画質が荒れたり、シャッター速度が遅くなったりしない様にするポイントは、できる限り明るい場所で撮影するしかありません。

スマホでもできる限り明るく、綺麗に撮影する方法や準備しておくものを紹介します。

1.明るい場所で撮影する!

基本的に、最近のスマホに関しては少々暗くても手ブレは起きにくい性能になっています。

ただし、ノイズが出てしまうなどの問題がある為、最初から明るい場所を選べるのがベストです。

 

オススメなのは蛍光灯の真下or蛍光灯と蛍光灯の間です。

太陽光は雲に隠れるだけでも光に変化が出てしまい商品撮影に不向きなので、窓際などはオススメできません。

蛍光灯の真下ですが、壁に当たっている光の広がり方を見ても、左右に均等に光が回っているのがわかります。

満遍なく光が回っているので綺麗に撮影ができました。

窓際で撮影すると、影が強くなってしまいました。

色味も変わっています。


2.明るさが足りない場合は撮影用ライトを使う

間接照明やスポットライトなどがメインの薄暗い場所での撮影となるとカメラの設定をいくら変えてもうまくいかない可能性があります。

そういった場合は撮影用のライトを使いましょう。

財布や小物などでしたら、ライトが1台あるだけでもかなり明るくする事が可能です。

 

左の写真は、撮影用のLEDライトを使用しました。

商品の真上からLEDライトを当てる事で、背景に余計な影などが付かないように撮影ができました。


スマホはお手軽に綺麗に撮影できため、思わず直ぐにその場で撮ってしまいがちですが、撮影場所などに少しだけ気を使う事で、写真のクオリティを上げる事ができます。

ただ、カメラ自体の機能に限界があるので、画質などをできる限り落とさないように撮影するためにはある程度周りの環境を整えて上げる事も大切です。