Q. 被写体の位置を変更したり余白を作る方法を教えてください。

ZenFotomaticでは、【背景の自動除去】機能を使用した場合、自動認識された被写体が元画像(未加工状態の写真)の上下左右いずれの縁にも接していない場合のみ、自動的に画像の中央にセンタリングするよう設定されています。

同時に予め設定された余白値(初期設定は上下左右:50 pixel )に従って、画像内における被写体の大きさを自動で拡大/縮小します。

余白値を任意で指定することで、自動認識された被写体の大きさが自動計算され、被写体の形や大きさに矛盾の無いよう拡大/縮小処理を行います。

ZenFotomaticは被写体の大きさを修正処理する際、被写体の形を引き伸ばす等の変更を加えることはありません。従って余白に設定された値とリサイズ値、被写体の大きさに矛盾がある場合は矛盾している縦横の余白値を自動的に無視し、最適な大きさに拡大/縮小処理します。

 

■余白値を任意で指定する方法

 

【背景の自動除去】アイコンをクリック

 

【余白設定機能】の余白値に任意の値を入力する

 

被写体をセンタリングせず、指定された任意の位置に配置する方法

 

  例画像の元サイズ:横872pixel / 縦1280pixel

 

リサイズ値:横 600 pixel / 縦 500 pixel(初期設定)

 

 

上下左右 50pixel の余白(初期設定)で加工した結果

縦長の被写体に対しリサイズ値が横長のため被写体の上下に設定された50 pixel の余白が付加され、それを基準に被写体の大きさが自動的に決定されます。

それに伴い左右には設定されたリサイズ値(ここでは横 600pixel / 縦 500 pixel)に基づいて矛盾の無い余白が付加されます。

 

上下左右 0 pixel の余白(余白無し)で加工した結果

縦長の被写体に対しリサイズ値が横長のため被写体の上下に設定された100 pixel の余白が付加され、それを基準に被写体の大きさが自動的に決定されます。

それに伴い左右には設定されたリサイズ値(ここでは横 600pixel / 縦 500 pixel)に基づいて矛盾の無い余白が付加されます。

 

 

上下左右 100pixel の余白(初期設定)で加工した結果

縦長の被写体に対しリサイズ値が横長のため被写体の上下に設定された100 pixel の余白が付加され、それを基準に被写体の大きさが自動的に決定されます。

それに伴い左右には設定されたリサイズ値(ここでは横 600pixel / 縦 500 pixel)に基づいて矛盾の無い余白が付加されます。

 

被写体を右にずらしたい / 被写体の左に余白を付加したい

例 : 左に400 pixel、縦横右は50 pixel(初期設定)で加工

被写体の左に設定された400 pixel の余白が付加され、上下右に設定された50 pixel が適用されます。この例では縦長の被写体に対しリサイズ値が横長のため上下の50 pixel が付加され、それに基づいて被写体の大きさが自動的に決定されます。

それに伴い右には設定されたリサイズ値(ここでは横 600pixel / 縦 500 pixel)に基づいて矛盾の無い余白が付加されます。

 

被写体を下にずらしたい / 被写体の上に余白を付加したい

例 : 上に200 pixel、縦横右は50 pixel(初期設定)で加工

被写体の上に設定された200 pixel の余白が付加され、上下右に設定された50 pixel が適用されます。この例では縦長の被写体に対しリサイズ値が横長のため上に設定された200 pixelの余白に基づいて被写体の大きさが自動的に決定されます。

それに伴い左右・下には設定されたリサイズ値(ここでは横 600pixel / 縦 500 pixel)に基づいて矛盾の無い余白が付加されます。