Anna
2018.11.22 更新
こんにちは!
ZenfotomaticサポートのAnnaです。
カメラはそこそこいい物を使用しているのになんだかパッとしない・・・、プロと同じカメラなのに素人っぽさがある・・・そんな悩みありませんか?
もしかしたら、素人っぽさの原因は撮影の基礎ができていないのかもしれません!
商品を撮る時、機材やカメラに左右されずある程度綺麗に撮れる基本の知識は押さえておきたいですよね。
今回はそんな商品撮影の基本についてお話ししたいと思います。
物撮り初心者の方も必見です!
撮影する角度に気をつける
1つ目のコツは撮影する角度に気をつけることです。
お取り扱いされている商品が美しく見える角度はご存知かもしれませんが、撮影する角度も重要になります。
例えば下のカップ左側は私が直立したまま撮影したので少し上から撮影しています。
このような撮影の仕方をすると商品が歪んでしまい、正しい形が想像しづらくなります。
基本的には商品が歪んだ形で見えてしまわないように、商品と同じ目線にカメラの位置を下げて撮影します。
こうすることで、商品の形をできる限り正確に伝える事が可能です。
2つ目のコツは靴や指輪など、正面から同じ目線で見ても形のわかりにくい商品は例外的に角度を変えて撮影しましょう。
例えば靴はデザインを見せる事も去る事ながら、ヒールやソールの高さを伝える事も重要です。
そのため、両方とも真正面を向いた状態で並べるのではなく、右と左で少し差をつけて並べるのが一般的です。
そして少し上の45°くらいの角度から撮影します。
これにより、商品のデザインも見せつつヒールの高さなども一緒に見せる事ができます。
このようにまず角度を工夫するだけで写真の印象は大きく変わります。
撮影用ライトを使う
最後にライティングです。
商品撮影では環境を整えることが重要となります。
ただ置いて撮影するだけではなく、ライティングを行うことで写真のクオリティをUPさせる事ができます。
オススメの環境は「透過光撮影台」を使用した撮影方法です。
透過光撮影台は白色のアクリルでできているため、裏からも光を当てて逆光の状態を作る事が可能です。
そのため、正面or真上からのライトと下からのライトで商品を挟み込み撮影する事が可能です。
商品撮影では真上から光を当てる「トップライト」が基本ですが斜め上からライトを当てる事もあります。
ライトは商品に対して45°程度の角度または真上になるようにあてると、商品の凹凸によって出来る影を最小限に抑えられます。
コツは正面のライトを明るくしすぎない事です。
撮影台に強い影などができている場合は正面のライトを弱めましょう。
光量の調節が効かないものについてはライトを商品から遠ざけて調節しましょう。
このように逆光でも上手くライトを組み合わせることで綺麗な写真を撮影することが出来ました。
基本の撮影をしっかり抑えるだけで、十分なクオリティの写真が出来上がりました。
この撮影の基本を覚えるだけで、白の商品の切り抜きも時短する事が可能ですのでしっかり覚えましょう!
プロ並みに、プロと同じ様に撮影することは簡単にできるわけではありません。
ですが、撮影の基本を抑えるだけで写真のクオリティは今よりグッとあがります。
雰囲気や感覚で「なんとなく良い」写真を撮るのではなく、基礎を抑えて効率よく安定した商品撮影をできるようにしましょう!