背景自動除去機能(旧AUTO CROP)

ZenFotomaticでは背景の自動除去機能をOnにすることで元画像から被写体を自動検出し、背景の白抜きや切抜きを含む様々な自動処理が可能になります。



■背景の自動除去機能

画面左の設定パネル内から図1のアイコンをクリックして開きます。


icon
図1:背景の自動除去


図2

図2


背景除去機能のOn / Off は図3のボタンで切り替えます。 図3

図3


■被写体の検出
図4

図4


元画像内から被写体を検出する際の感度調整を行います。

レベルを上げると写真内の各部の差をより高感度に検知します。

レベルを上げすぎると被写体以外の余計な部分を除去せず残す場合があります。(図4)

 

レベルを上げると良い結果が得られやすい写真(図5 参照)

  • 被写体の輪郭がぼやけている、くっきりとしていない場合

  • 元画像の背景と被写体のコントラストが弱い(例:白背景に白い被写体等)

図5

 

レベルを下げると良い結果が得られやすい写真(図6 参照)

  • 被写体の輪郭がはっきりしている写真は加工後により輪郭の処理制度が上がります

  • 元画像の背景と被写体のコントラストが強い(例:白背景に黒い被写体等)

図6


■クリーンカット

図7
図7

 

レベルを上げると認識された被写体の輪郭や空洞部分の背景をより美しく処理します。レベルを上げすぎると被写体全体が白っぽくなったり、画像が劣化する場合がございます。(図7)

*撮影時の色味に忠実に処理されたい場合は、クリーンカットのレベルを0に設定してください。


■不要な背景の除去


図8
図8

 

元画像から被写体以外の不要な背景を認識するレベルをコントロールします。

被写体と余計な写り込みとのスペースが狭い場合はレベルを上げ、余分な背景が無い場合は低いレベルでも問題ありません。(図8)

  図9:余分な背景有の例図9:余分な背景有りの画像の例

図10:余分な背景無しの例図10:余分な背景無しの画像の例

 

■マスク機能


図11
図11

自動認識された被写体を保護するマスキング処理についての機能です。

初期値は[自動マスク]となっており、[自動マスク(Tight)]・[カスタムマスク]が選択できます。(図11)

 

自動マスク
図12

図12
 
多くの画像に対し最適なマスキングを自動で行います。

ほとんどの場合はこの自動マスクが推奨されますが、輪郭の滲みなどを変更したい場合は[カスタムマスク]で設定をカスタマイズしてください。(図12)

 

自動マスク(Tight)
図13

図13

 

被写体の輪郭処理がよりくっきりと処理されるようチューニングされたマスク処理を行います。(図13)

 

カスタムマスク

図14

図14

 

[マスクレベル]・[輪郭のにじみ処理]の項目をカスタムで設定でき、より詳細なマスク処理が可能となります。

(図14)



■マスクレベル

認識された被写体に対しマスキングする強度を設定する項目です。

レベルを上げるほどより強くマスキングされ、被写体が保護されます。

レベルを上げすぎると被写体の内側に空洞や穴(バッグの持ち手の中側や指輪の内側等)の背景も残ってしまう場合があります。


図15
マスクレベル 1 で加工した例

*その他の設定は全て初期値


図16
失敗例
マスキングが弱過ぎるため被写体の内側まで除去されている



図17
成功例

リング部分の内側のマスキング不要部分にはマスキングされず、自然に白抜きされている。
 


図18
マスクレベル 10 で加工した例

*その他設定値は全て初期値


図19
成功例

被写体全体にマスキングがされている



図20
失敗例

リングの内側までマスキング処理され、背景が除去できていない。




図21
マスクレベル 4 で加工した例

*その他設定値は全て初期値

 


図22
図23これらの画像は他の設定が初期値の場合、マスクレベル 4 で最適な加工ができました。

ZenFotomaticを利用する利点は大量の画像を一括で自動加工できる点です。

撮影環境に応じて多くの撮影画像に有効な設定値を設定しましょう。

  

 

 

 

 

 

 

■輪郭のにじみ調整
図24
図24

 

 

ライティング環境が整った環境で撮影され、元画像における被写体と背景のコントラストがしっかりとしている場合はレベルを下げることでよりくっきりとした仕上がりになります。(図24)

 


図25

輪郭のにじみ調整 0 で加工した例

*その他設定値は全て初期値

 
図26

元画像

 

 
図27

加工例

影の輪郭が不自然に処理されている

 

 

 


図28

元画像

 
図29

加工例

輪郭が自然かつ綺麗に処理されている

 

 


図30

輪郭のにじみ調整 5で加工した例

*その他初期値

 


図31

加工例

影が背景に自然に馴染んでいる

 

 

 

  ■余白設定機能

 
図32
図32

 

 

ここで設定された余白値に従って自動認識された被写体に余白がつきます。

余白値はPixel(ピクセル)の値を直接入力する方法[Pixelで指定] と 画像の淵からの割合を指定する[%で指定]の2種類の方法で設定可能です。(図32) 

 
図33

 

 

加工例

 

リサイズ値

横500 pixel / 縦 600 pixel

 

[Pixelで指定]

上下:20 pixel

左右:50 pixel

 
図34

図34

 

 

 

このケースではリサイズ値 横500pixel / 縦600pixelと設定された余白値に従って完全にセンタリングしています。
図35
図35 

 


図36

 

 

加工例

 

リサイズ値

横600 pixel / 縦 400 pixel

 

[%で指定]

上下:0 %

左:50 %

右:0%

 

 

 


図37

図37

 

 

 

このケースではリサイズ値 横600pixel / 縦400pixelという横長の画像に右50%の余白を設け、上下・左は余白無し(0%)という設定に基づいて加工されています。

 

図38の青いライン部分は横600pixel / 縦400pixelという画像サイズに対して50%の余白、オレンジ色のライン部分は画像の淵に被写体が接する(=余白0%)となっております。
図38

図38

 

 

 

矛盾値に対する加工結果について

 

ZenFotomaticは入力された上下左右の余白値のいずれかが画像サイズと被写体サイズの関係に対し矛盾がある場合は無視し、被写体のセンタリングを行います。

 

 

 
図39
図39

 
図40

元画像

 

 

 
図41

 

リサイズ値

横500 pixel / 縦 600 pixel

 

余白設定

上下:20 pixel

左右:50 pixel

 

 

 

この場合はリサイズ値{横500 pixel / 縦 600 pixel}に対し余白値{上下:20 pixel / 左右:50 pixel}で指定されているにもかかわらず、左右に50pixel以上の余白が空いています。

これは、指定された余白値50pixelを基準にしてしまうと被写体上下を切るか(図42 左側)、被写体を横に引き伸ばすか(図42 右側)という加工方法となりますが、双方とも商品画像として矛盾が発生します。

ZenFotomaticは自動的にこの矛盾を避け、縦600pixelの画像に対し縦長の被写体の上下が指定された20pixelの余白に達した時点で被写体の大きさ・配置が決定され加工されます。

 

 

 


図42
図42

 

 


図43
図43

 

 


図44

元画像

 

 

 
図45

 

リサイズ値

横600 pixel / 縦 400 pixel

 

余白設定

上下右:0 %

左:50 %

 

 

 

この場合、元画像の左端に被写体が接しているので画像左側に余白を設けるには被写体を画像の縁から切り離すことになりますが、商品画像として矛盾が発生します。(図43 左)

ZenFotomaticは自動的にこの矛盾を避け、被写体が接している左端は固定したまま上下左に設定された0%の余白(余白無し)に従い加工します。次に上下を余白無しとするには被写体の右側が切れてしまい矛盾が発生するため(図43 右)、被写体の右端が画像の右端に接した(余白0%)となった時点で上下の余白無しという設定が無視され、被写体の大きさと配置が決定されます。

 

 

 


図46
図46

 

 

  

 

■被写体の自動角度修正

図47

図47

 

 

撮影時に少しだけ平行が取れず商品が傾いてしまった場合に自動で画像の角度修正を行います。


図48
図48

 

 


図49

図49