ZenFotomatic講座 撮影編


 

ZenFotomaticサポートです!

 

今回はZenFotomatic講座の撮影編が最終回となります!

 

最終回は「売れる商品撮影で大切な事」をご説明させて頂きます。

 

 

 

突然ですが、ご自身で商品写真を撮影する上でもっとも重要な事はなんでしょうか?

 

ライティング?

構図?

写真のセンス?


 

もちろんそれも大切な事なのですが、何よりも大切なのは「早く商品を売れる状態にする事」です。

  

写真の話じゃないの?

 

と思われたかもしれませんが、商品撮影の目的は、写真を綺麗に撮ることではなく「商品を売ること」にあります。

 

目的を忘れてしまい、プロの撮影と同じクオリティを目指そうとすると不要な時間やコストがかかります。

1.それなりに綺麗で見易い写真を目指す


商品の詳細画像に、凝ったライティングをする必要はありません。 

 

それよりも、それなりに見易い画像であることの方が大切なのです。

 

これはプロが撮影したものです。

この画像ならば商品が売れるかもしれません。

 

ただし、それに1商品数千円もかかるとなると予算に見合わないのではないでしょうか?

いくら凝ったライティングでもこの画像だけでは、正しいディテールや色味が伝わりません。

 

この商品が何色なのか、どんな素材なのかを伝える事には不向きです。

 

せっかく時間をかけたのに、お客様にちゃんと伝わらなければ意味がありません。

シンプルで商品のディテールがわかりやすく、それなりに綺麗な画像ができました。

 

これはスマホを使い、前回までにお伝えしていたセット・設定で撮影したものです。

 

詳細画像はこのクオリティで十分です。


2.一枚にかける時間より画像枚数を増やす


一枚に時間をかけて、予想もしていなかったほどに綺麗な写真が撮れると満足度は高いです。

 

ですが、お客さんが欲しいのは素晴らしい画像ではなく商品の詳細画像です。

 

詳細画像は出来るだけ枚数を増やし、正しく商品について説明してあげることが大切です。

 

 

こちらは商品画像が一枚だった場合です。

画像は素晴らしいのですが、皆さんこの画像だけでこれがどんな服かわかりますか?

 

この一枚の画像だけだと、比較的露出の少ないスタンダードな形のシャツに見えます。

こちらは画像が複数枚ある場合です。

 

実は先ほどの印象とはかけ離れ、背中が大きく開いたデザインでした!

 

 

メインの写真は先ほどの画像の様な凝った物とまでは行きません。

 

ですが、商品の詳細がわかる様になりました。


3.画像の使い分けをする


先ほどまで、画像はシンプルにしましょうとお伝えしてきました。

 

そこでよくある質問が「イメージカットはダメなのか」です。

 

もちろん、イメージカットがダメであると言う事はありません。

 

商品を売るためには「イメージカット」も「詳細画像」も大切です。

 

ですので、商品画像は使い分けをする必要があります。

 

こう言ったページは一見素敵に見えるのですが、

 

例えばカメラはどこについているの?

実際にどのくらいの大きさのモニターなの?

 

といった様に、本来伝えるべき事が伝わりません。

 

撮影関連のサイトや講座ではイメージカットの重要性にしか触れていないので勘違いしがちですが、イメージカットが売れて詳細画像が売れないと言う事ではないのです。

こちらは上手く構成されているサイトです。

バナーなどはイメージカットになっており、商品については詳細画像が使用されています。

 

これなら、普段は自社での撮影でも対応ができます。

 

イメージカットにかけるコストや時間は必要最小限で済みます。


4.少し先のプランも考える


現在、各大手ショッピングモールの" 商品画像の規約 "が続々と変更されています。

 

特に「売れると言う結果に基づき」商品背景を白抜きにすると言う流れが主流になってきているのは無視できません。

 

 

今はイメージカットが使えていても、規約が変更されれば全て画像を変える事になります。

 

また、現在は自社のサイトでしか販売をしていなくても、将来的に出店先を増やした時はどうでしょうか。

 

 

その時がきて撮り直しや再加工のコストが掛かったり、出品できない事を考えますと、撮影の時点で対応をしておけばその心配はありません。

 

また、背景が透過された写真や白抜きの写真は加工がし易いと言う利点もあります。

 

まとめ


 

・プロの仕事はプロに任せる

・お客さんが見たいのは綺麗な画像ではなくその商品の詳細

・イメージカットと詳細画像は使い分けをする

・近い将来に発生する可能性のある不要なコストを今対策して削減する

 

ECでは出品をするまでの速度が重要になります。 

 

 

限られた時間の中で、いち早く出品までたどり着けるかと言う事は大変重要な事です。

 

その目的を見失わずに、撮影を行っていく事が結果的に「売れる商品画像」に繋がります。